新しい洗濯機への買い替えを検討されている方はいらっしゃるでしょうか?

お得に買い替えるには下取りや買取などのサービスを利用する方法がありますが、家電量販店によって内容は異なります。

そこで本記事では、ヨドバシカメラのサービスと各社の下取りサービスについてを比較し、それぞれの特徴を細かく解説します。

自身の状況に合うサービスを探しながらスムーズに洗濯機の買い替えがおこなえるよう、ぜひとも本記事を参考にしていただければ幸いです。

なお、読者の方々が適切に方法を選択できるよう、自社サービスについても公平な視点での紹介をしております。

ヨドバシカメラの洗濯機の下取り条件は?

ヨドバシカメラでは、下取りサービスをおこなっていません。

また、一部の品目では買取サービスを展開していますが、洗濯機は買取対象外となっています。

一方で、主な家電については定期的な買い替えキャンペーンを実施しています。洗濯機の場合も、キャンペーン時期に合わせてお得に買い替えることができます。たとえば、2025年1月には「最新家電でかしこく節電!冷蔵庫・洗濯機 節電家電買い替えキャンペーン(2025年1月31日まで)」をおこなっており、指定商品の購入とリサイクル回収を同時に申込するだけで利用できるというヨドバシカメラのユーザーにとって非常に便利な内容となっています。

ただ、洗濯機の場合は他の家電量販店や業者も下取りサービスを展開しています。一度ヨドバシカメラのサービスと他社のサービスを比較した上で、自身にとって適切な方法でお得に買い替えをおこなうことが大切です。

家電量販店を徹底比較

画像出典:写真AC

古い洗濯機や壊れた洗濯機を処分したい場合は、ヨドバシカメラなどの家電量販店が実施している処分サービスを利用するのも一つの手です。

しかしながら、新しい洗濯機の購入を検討している場合は下取りや買取のサービスを利用した買い替えがお得となる場合があります。

そこで今回はヨドバシカメラのキャンペーンに加えて、主に下取りサービスを扱っているノジマおよびヤマダデンキの各サービスと比較します。また、現在ノジマでは独自の下取りサービスに加えて、環境に配慮したリユースを目指した「下取りチェッカー」と業務提携を結んでいます。一方、サービスヤマダデンキでは家電の買取サービスも実施しているため、あわせて比較をしてみます。なお、今回比較するサービスは以下の6つです。

  • ヨドバシカメラのキャンペーン(節電家電買い替えキャンペーン
  • 下取りチェッカー(ノジマと業務提携)
  • ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーン
  • ヤマダデンキの良品買取サービス
  • ノジマモバイル会員限定下取り
  • ヤマダデンキの下取り値引き

下取り・買取サービスの種類について

まずは「下取り」と「買取」について簡単に押さえておきましょう。

下取りは、現在所持している物品を売却し、その買取価格分を新品の購入費用の一部に充てるものを指します。

対して買取は、現在所持している物品を売却し、その買取価格分が現金として手元に残るものを指します。

基本的に下取りと買取はこのように区別されますが、量販店によっては名称と内容について混同して使われる場合があります。また、同じ商品の買い替えについては「無料下取り」と表現するところも存在します。

さらに、下取り・買取サービスを利用する際の条件には「購入商品を自由に選べるタイプ」と「購入商品が指定されているタイプ」の2通りに分けられます。

購入商品を自由に選べるタイプは、新しい洗濯機の購入に条件がなく、幅広い選択肢で洗濯機を買い替えられるのが特徴です。その反面、引き取ってもらおうとしている洗濯機が再利用できない場合はこのサービスが利用できません。

一方で購入商品が指定されているタイプは、店舗側によってあらかじめ指定された商品の中から洗濯機を購入することで利用できるものを指します。購入商品の選択肢が限られている反面、基本的に壊れている洗濯機も引き取ってもらえることが特徴です。

より詳細な内容については、後述の【洗濯機の下取りについて】で解説をしております。ぜひご覧ください。

金額面(下取り価格・買取価格・費用)での比較

サービスの内容についておさえたところで、実際の製品を例に挙げて各サービスの金額面についてを比較してみましょう。

ここでは、2022年製のパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-LX127BL」についての金額(下取り価格・買取価格・費用)で比較します。

サービス金額
ヨドバシカメラのキャンペーンリサイクル費用支払い(3,080円~)+購入商品に応じてポイント配布(最大10,000ポイント)
下取りチェッカー82,500円
ノジマモバイル会員限定店頭下取りリサイクル費用支払い(4,180円~)+購入商品に応じて割引(店員と相談し30,000円以下の割引)
ヤマダデンキの下取り値引きリサイクル費用支払い(5,030円~)+購入商品に応じて割引(2,000~11,000円)
ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーン25,000円
ヤマダデンキの良品買取25,000円
※2025年3月時点、ヨドバシカメラとヤマダデンキの下取り値引きは対象商品購入時にあらかじめ設定された金額の割引となります

それぞれ調査した結果、「下取りチェッカー」による下取りが非常にお得であることがわかりました。下取りチェッカーは"家電業界初の中古市場価格に基づいた下取り"ができ、製品ごとに値段が設定されているのでリユース可能な製品の下取り価格がもっとも高い傾向にあります。

一方で、一部のサービスを利用する際にはリサイクル費用(リサイクル料金や収集運搬費用など)の支払いが必要です。この場合、製品によってリサイクル費用が値引き額よりも高くついてしまう可能性があることに注意が必要です。

なお、その他の家電量販店の下取りサービスについては、「洗濯機の下取りで最大限お得に!家電量販店8社の比較と失敗しないための注意点」で詳しく確認することができます。ぜひご覧ください。

各サービスの内容(引取対象・利用条件・併用の可否)での比較

次に、各サービスについて引取可能な洗濯機と利用条件、各サービスの併用についてをそれぞれ見てみましょう。

サービス引取対象利用条件他のサービスとの併用
ヨドバシカメラのキャンペーン壊れていても対象商品の購入(購入商品が指定されている)×
下取りチェッカー市場価値があれば対象商品の購入(購入商品を自由に選べる)○(ノジマモバイル会員限定店頭下取り)
ノジマモバイル会員限定店頭下取り壊れていても対象商品の購入(購入商品が指定されている)○(下取りチェッカー)
ヤマダデンキの下取り値引き壊れていても対象商品の購入(購入商品が指定されている)○(ヤマダデンキの良品買取)
ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーン製造7年以内の正常稼働品のみ対象とくになし(購入不要)×
ヤマダデンキの良品買取製造7年以内の正常稼働品のみ対象商品の購入(購入商品が指定されている)
※「配送設置」と記載された商品の購入のみ
○(ヤマダデンキの下取り値引き)
※洗濯機についてのサービス内容を記載

下取りチェッカーは製品ごとに値段が設定されており、製造年数に関わらず市場価値さえあれば下取りの対象となります。一方、ヤマダデンキの良品買取サービスと大型家電買取キャンペーンでは製造7年以内の正常稼働品が対象となるので、対象範囲では下取りチェッカーのほうが広いです。また、ヨドバシカメラのキャンペーン、ノジマモバイル会員限定下取り、ヤマダデンキの下取り値引きの場合はさらに対象範囲が広がり、壊れている洗濯機も引き取ってもらえます。

対して利用条件を比較したところ、ほとんどのサービスで購入商品が指定されていることがわかりました。その中で、下取りチェッカーとヤマダデンキの家電買取キャンペーンについては、洗濯機の購入をする際は商品を自由に選べるという利点があります。

また、下取りチェッカーとノジマモバイル会員限定店頭下取り、ヤマダデンキの下取り値引きと良品買取がそれぞれ併用可能なサービスとなっています。これらを併用することで、下取りや買取による利益や新品の購入価格の値引きの相乗効果によってさらに洗濯機のお得な買い替えができます。

以上のことから、「引き取ってもらう洗濯機の対象範囲が広く、新品の購入商品の選択肢も多く、お得なサービスとの併用が可能である」サービスとして最もおすすめなのは下取りチェッカーであることがわかりました。そのため、まずは事前に下取りチェッカーを利用して洗濯機の下取り査定をおこなうことをおすすめします。

ただし、購入商品を自由に選べるタイプの下取り・買取サービスでは再利用を前提としているため、引き取ってもらおうとしている製品が再利用できない場合は対象外となってしまいリサイクル費用が必要となるので注意しましょう。

各サービスの対象地域と利便性での比較

各サービスを利用する際は、自身が居住している地域がサービスの対象エリアとなっているかをあらかじめ確認しておく必要があります。そこで、続いては各サービスの対象地域と利便性についてを比較してみましょう。

下取りサービスサービス対象地域申込方法対応時間
ヨドバシカメラのキャンペーン全国WEB24時間
下取りチェッカー一部地域のみWEBまたは店舗
(事前査定はLINEまたはWEB)
24時間
ノジマモバイル会員限定店頭下取り一部地域のみ店舗店舗営業時間
ヤマダデンキの下取り値引き全国WEB24時間
ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーン全国店舗
(事前査定はWEB)
店舗営業時間(WEB査定は24時間)
ヤマダデンキの良品買取全国WEB24時間

対象地域については上記のとおり、下取りチェッカーおよびノジマモバイル会員限定下取りでは関東甲信越および隣接する一部の県のみサービス利用可と対象エリアが限られています(ノジマ店舗一覧はこちら)。また、ノジマが運営する通販サイト「ノジマオンライン」でも下取りの申込は可能となっていますが、大型家電の配送エリアの場合は関東1都4県+中部2県のみと対象範囲がさらに狭くなっています。

一方、ヨドバシカメラのキャンペーンやヤマダデンキのサービスについては全国対応となっており、ノジマ店舗がない地域においても利用可能となっています。そのため、北海道・関西・九州などの関東近郊ではない地域にお住まいの方は、全国的に対応しているヨドバシカメラやヤマダデンキのサービスを利用するのがおすすめです。

次に利便性についてですが、たとえば多忙で日中に手続きをするのが難しいという方の場合はオンラインで完結するサービスを利用するのがおすすめです(ヨドバシカメラのキャンペーン、下取りチェッカー、ヤマダデンキの下取り値引き、ヤマダデンキの良品買取が該当)。これらのサービスは24時間いつでも申込できるため、すでに購入予定の洗濯機が決まっている場合は手軽でお得な買い替えができます。

一方、まだ買い替える洗濯機を決めていない場合は店頭でスタッフと相談しながら決められるサービスを利用しましょう(下取りチェッカー、ノジマモバイル会員限定店頭下取り、ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーンが該当)。専門のスタッフから助言を受けながら、自身の生活に合ったものを購入できるのは大きなメリットです。とくにノジマの場合は接客が行き届いているという点で好評です。

ここでは下取りチェッカー・ヨドバシカメラ・ヤマダデンキの3社を比較しましたが、もっと広い範囲で検討されたい場合は、「洗濯機の下取りで最大限お得に!家電量販店8社の比較と失敗しないための注意点」の記事もご確認ください。

サービスの選び方

以上のように、洗濯機の買い替えをする際にどのサービスを選べばよいか迷ったときは、引取対象と利用条件、居住地、相談が必要かどうかでオンラインと店舗のどちらを利用するのかといった状況や目的に応じて適切なサービスを選択しましょう。壊れた洗濯機や古い洗濯機などについてはリサイクル前提での処分も選択肢の一つとなるため、それぞれのサービスを適用した際の販売額や処分費用を比較して決めるのが無難でしょう。

対象地域となっているサービスを選ぶ

下取り・買取サービスを利用するうえでの大前提として、現在の居住地がサービスの対象地域に該当しているものを選びましょう

なぜなら、そもそもサービスの対象外である場合は事前査定や申込などをおこなったとしても手続きの意味がなくなってしまうからです。

関東甲信越に在住で少しでも高い査定での下取りを狙いたい方には下取りチェッカーがおすすめです。北海道・関西・九州などノジマ店舗がない地域に住んでおり、下取りチェッカーの利用が難しい場合はヤマダデンキのサービスを選ぶとよいでしょう。

引取の際にコスパの高いサービスを選ぶ

また、引き取ってもらう洗濯機が再利用できるかどうかにより、利用できるサービスも変わります。

引取に出そうとしている洗濯機が再利用できる場合は、下取りや買取サービスに出せば利益を得ることができます。一方、引取に出そうとしている製品が再利用できない状態で下取りサービスに出す場合、処分の際に発生する「リサイクル費用」が別途かかります。たとえばヨドバシカメラの場合、キャンペーンによる買い替え、処分ともに家電リサイクル法に基づく回収が基本となるため、必ずリサイクル回収料金2,530円~と収集運搬費550円がかかります。この費用に含まれる収集運搬費は各社によってに多少異なるものの、あまり大きな差はありません。

とくに壊れている洗濯機を自身で処分する場合、リサイクル費用に加えて自力で収集所まで運搬するという多大な負担がかかります。その場合は、壊れていても引取してもらえるサービスを利用するのがおすすめです。もしリサイクル費用が値引き額より高くついてしまったとしても、少ない費用で重い洗濯機を運ぶ手間を省くことができます。このようなサービスの場合は新品購入時の商品が限定されるものの、そのなかから満足のいく製品が見つかった場合は身体的な負担が少なくなるため、コスパのよい買い替えをおこなうことができます。

なお、「下取りチェッカー」や「良品買取」はそれぞれ購入商品が指定されている下取りと併用可能なため、さらにお得な買い替えができる可能性もあります。

自身にとって利便性の高いサービスを選ぶ

サービスの利用の際は、自身の置かれている状況によって最も利便性の高いものを選びましょう。

もし日中の時間の確保が難しい方の場合は利便性の高いサービスを選択するのも一つの手です。オンライン上で事前査定をおこなうことができるサービスの場合、簡単な操作により短い時間で事前査定が完了するため、買い替えの予算の決定や新品購入の計画の組み立てが簡単になります。とくに購入する洗濯機がすでに決まっている場合に手間をかけずに買い替えられることが嬉しいポイントです。

一方、購入する洗濯機が決まっておらずスタッフとじっくり相談をしてサポートを受けながら購入を検討している方は、実際に店舗へ赴いて申込できるサービスを利用するのがおすすめです。

ただし、普段利用している量販店が上記のものと異なる場合は、別途サービスの内容を確認しておきましょう。

少しでもお得に買い替えるなら下取りチェッカーがおすすめ

洗濯機の下取りで少しでも高い査定を狙いたい方には「下取りチェッカー」がおすすめです。

洗濯機をお得に買い替えるためには、まずは「下取りチェッカー」で現在所持している洗濯機の査定額をみてみましょう。

下取りチェッカーでは簡単な操作で洗濯機の情報を入力するだけなので、たったの30秒で手軽に事前査定ができます。事前査定から申込までの一連の手続きも5分で完了するため、ちょっとしたスキマ時間にも利用することができます。加えて、配送と同時に古い洗濯機を引き取ってもらえるため、自力で運ぶ必要がなく処分の手間がかかりません。

さらに、リユースを前提としたサービスのためリサイクル料金や収集運搬費がかからず、引取の際も余分な経費を抑えることができます。ぜひご活用ください。

洗濯機の下取りについて

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冒頭でも「下取り」について簡単に触れましたが、ここからは「洗濯機の下取り」に関する以下の3点を紹介します。

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

洗濯機の下取りについて知っておきたいこと

先述のとおり、洗濯機を買い替える際に利用できる「下取りサービス」とは、今まで使用していた古い洗濯機を引き取ってもらえる仕組みのことを指します。このサービスにはいくつかの種類がありますが、大きく分けると2つの形態が存在します。

1つ目は、買取価格がつく下取りです。このタイプでは下取りに出した洗濯機に対して金額が設定され、その金額分を新しい洗濯機の購入費用の一部に充てて出費を抑えることができます。古い洗濯機の再利用が前提となっているためリサイクル料金がかからず、下取りに出そうとしている洗濯機の市場価値が高い場合は査定も高額になることもあります。ただし、極端に市場価値が低い場合は無料引取であったり、下取りサービスの対象外と判断される可能性もあります。このタイプに該当するサービスは、たとえば「下取りチェッカー」、ヤマダデンキの「良品買取」や「家電買取キャンペーン」などが存在します。

2つ目は、リサイクル料金を支払いながら特典を受けられる下取りです。このタイプではリサイクル料金を支払う必要がありますが、特定の商品購入時に割引を受けることができます。ただし、値引きの対象となる商品がかなり限定されていることが多く、他の量販店と比べて値引き後の価格がお得であるかを自身で確かめる必要があります。このタイプに該当するサービスは、「モバイル会員限定下取り」、ヨドバシカメラの「キャンペーン」、ヤマダデンキの「下取り値引き」などが存在します。

  • 買取の値段がつく場合:「下取りチェッカー」、ヤマダデンキの「良品買取」や「家電買取キャンペーン」
  • リサイクル料金を支払い特典を受けられる場合:「モバイル会員限定下取り」、ヨドバシカメラの「キャンペーン」、ヤマダデンキの「下取り値引き」

下取りサービスは、洗濯機をお得に買い替えることに加えて処分にかかる面倒な手間も省くという一石二鳥な手段です。自身が持っている洗濯機の価値について一度確かめ、あわせて購入予定の商品の情報も加味した上で最適な下取りサービスを選びながら賢く買い替えを検討しましょう。

洗濯機の下取りサービスが適しているケースとは?

買い替えを考えている場合は下取りがおすすめ

下取りを活用すると、欲しいと思っていた洗濯機をお得に購入できます

また、下取りサービスでは新しい洗濯機の配送と同時に古い洗濯機を引き取ってもらえるため、大型家電の処分も手間がかからずに済みます。

もし家電を利用する予定の家電量販店が下取りサービスを実施している場合は優先的に検討するのがおすすめです。ただし、下取りの内容は企業ごとやサービスの種類によって条件が異なり、場合によっては下取り対象や購入対象に制限がある可能性もあります。そのため、下取りを利用する前に必ず条件をしっかり確認することが大切です。

処分のみの場合は下取りが使えない

一方で、下取りサービスがない量販店での購入や古い洗濯機の処分のみを検討している場合は、別の方法を検討する必要があります。例えば、家電量販店などが実施している回収サービスを利用する、自身でリサイクルショップに持ち込んで処分を依頼する、フリマアプリやネットオークションなどを利用して個人間取引をおこなうなどの方法があります。ただし、これらの方法はいずれも手間がかかったり、場合によっては思わぬトラブルを招くおそれもあります。

そのため、買い替えの際にはやはり下取りを前提に考えるのが無難かつ効率的です。「下取りチェッカー」は、業界初の中古市場価格を基にした下取り査定をおこなっており、リサイクルショップの買取のような高額査定が期待できます。手間をかけずに少しでも高く売りたい方は、まず「下取りチェッカー」で事前に査定額を確認し、その査定額を基準に下取りと売却のどちらにするかを判断するのがおすすめです。

家電リサイクル法とは

家電リサイクル法は、生活環境の保全などの観点から持続可能な社会を実現する目的で定められた法律であり、特定の家電製品について効率的にリサイクルすることを義務付けています。対象となっている家電は以下の4種類です。

  • テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ含む)
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • エアコン

これらの製品を処分する際にはリサイクル料金が必要となり、さらに自力ではなく他の業者に中間処理施設への運搬を依頼する場合は収集運搬費も発生します。

洗濯機のリサイクル料金は、サイズではなくメーカーによって一律に設定されています。主なメーカーごとのリサイクル料金は以下のとおりです。

主なメーカーリサイクル料金
日立、Panasonic、東芝、アクア、SHARP、ハイアールなど2,530円
サムスン電子2,640円
ツインバード、山善、エレクトロラックスなど3,300円

なお、全国一律のリサイクル料金とは違い、収集運搬費については販売店や引き取り業者ごとに料金が異なるので注意しましょう。

また、処分のみを依頼する場合は上記2つの費用に加えて出張費や訪問費などが別途必要になることもありますので、事前に確認しておきましょう。

洗濯機の処分方法について解説

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洗濯機の処分方法としては、以下の5つの選択肢があります。

これらの方法を順に解説していきますので、ご自身の状況に合った方法を選ぶ際の参考にしてください。

ヨドバシカメラの引取サービス

ヨドバシカメラでは、新しい洗濯機を購入する場合に限って古い洗濯機を同時に引取してもらえるリサイクル回収サービスをおこなっています。

リサイクル回収を利用する際は、家電リサイクル法に基づくリサイクル料金や収集運搬費が別途必要です。具体的には以下の費用が発生します。

名目料金
リサイクル料金2,530円~(メーカーによって異なります)
収集運搬料金550円
合計費用3,080円~

なお、ヨドバシカメラでは製品の購入を伴わない処分サービスを提供していません。そのため、古い洗濯機の処分のみを検討している方は他の処分方法を選択する必要があります。

販売店で買い替え時に処分依頼をする

主な家電量販店では、新しい洗濯機の購入と同時に古い洗濯機の処分してくれるサービスを提供しています。

このサービスを利用する場合はリサイクル料金と収集運搬費が必要ですが、購入と処分を別々に手続きせずに済むので手間が省けます。そのため、下取りサービスを利用しない場合も買い替えと同時の処分サービスを利用することをおすすめします。

以下は、主な家電量販店における収集運搬料金の一覧です。この料金にリサイクル料金(2,530円〜)を加えたものが最終的なリサイクル費用となります。

家電量販店買い替えあり処分のみ
ノジマ1,650円3,300円
ヤマダデンキ2,500円2,500円+2,750円(訪問回収費)
ヨドバシカメラ550円記載なし
ビックカメラ2,200円7,200円
コジマ2,200円記載なし
エディオン1,650円過去に同社で購入した商品:2,750円
同社で購入していない商品:3,850円
ジャパネットたかた2,750円記載なし
※2025年3月時点

リサイクルショップに買取してもらう

年式が古すぎない、運転状態が良好、中古市場での需要があるといった洗濯機はリサイクルショップで買取してもらう事が可能です。

リサイクルショップで買取を依頼する場合はリサイクル料金や収集運搬費が不要な上に洗濯機にも買取価格がつくため、処分時のコストを抑えることができます。主な買取方法は以下の2つです。

  • 自分で持ち込む
    手数料がかからずコストが抑えられる一方、大型の重い洗濯機を持ち込まなければなりません。
  • リサイクルショップの出張買取を利用する
    自宅まで引き取りに来てもらえるため手間がいらない一方、手数料がかかる場合が多く事前の確認が必要です。

なお、「下取りチェッカー」の下取り価格は中古市場の相場を基準として設定しており、リサイクルショップと近い価格になることが多いです。そのため、洗濯機を買い替える際に「下取りチェッカー」で買取価格を事前に把握しておくとよいでしょう。

ネットオークションやフリマアプリなど個人間売買を利用する

別の方法として、ネットオークションやフリマアプリによる個人間売買での洗濯機の処分があります。個人間売買を利用した処分の主なメリットは、購入者との交渉次第で相場以上の価格で販売できる可能性がある点です。手数料が低く設定されていることも多く、よりリターンが多いのも魅力です。

ただし、洗濯機の梱包や発送に手間がかかったり、購入者がすぐに見つからないといった時間的なデメリットがあります。加えて、個人間売買による取引のためにキャンセルやクレームなどのトラブルが発生するおそれもあります。

自治体指定の回収場所に持って行く

もし自分で洗濯機を運べる場合は、自力で自治体指定の回収場所に持ち込むという方法もあります。この場合、リサイクル料金は必要である一方、収集運搬費はかかりません

自治体指定の回収場所に持ち込む際の手順は以下のとおりです。

  1. 自治体が指定する回収場所を確認する(電話、自治体ホームページなど)
  2. 郵便局で家電リサイクル券を購入する
  3. 回収場所に連絡し、持ち込む日時を確認する
  4. 回収場所に洗濯機を持ち込む

なお、一部の地域では自治体から直接紹介する引取サービスを利用できる場合もあります。ただし、洗濯機を家や設置場所から運び出してもらえない場合もあります。反対に、家電量販店では設置場所からの運び出しをしてもらえるのが一般的なので、購入した店舗や自治体の引取サービスの有無や運搬の可否を事前に確認し、適切なサービスを選択するのが無難です。

条件別おすすめ処分方法まとめ

希望条件おすすめの処分方法
再利用可能な洗濯機を処分して買い替えをしたい(主に関東甲信越在住の方)・下取りチェッカー
再利用可能な洗濯機を処分して買い替えをしたい(関東甲信越以外に在住の方)・ヤマダデンキの良品買取
・ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーン
再利用できない洗濯機を処分して買い替えをしたい・ヨドバシカメラのキャンペーン
・ノジマモバイル会員限定店頭下取り
・ヤマダデンキの下取り値引き など
お得に買い替えなしに再利用可能な洗濯機を処分したい・個人間売買
・リサイクルショップへの持ち込み
手軽に買い替えなしに再利用可能な洗濯機を処分したい・ヤマダデンキの大型家電買取キャンペーン
・リサイクルショップの出張買取
お得に買い替えなしに再利用できない洗濯機を処分したい・自治体の回収場所へ持ち込み
手軽に買い替えなしに再利用できない洗濯機を処分したい・販売店に引き取り依頼
・自治体固有の処分方法

洗濯機の処分を検討する際の大きな判断ポイントは、「再利用可能かどうか」と「買い替えの有無」の2点です。

処分を始める前に、まずは洗濯機が再利用可能かどうかを確認しましょう。その際には、たった30秒で査定をおこなうことができ、申込まで5分で完了する「下取りチェッカー」を利用して確認するのがおすすめです。事前査定は洗濯機の基本情報を入力するだけなので、買い替え予定がない場合でも気軽に利用できます。

まとめ

画像出典:写真AC

いかがでしたか?

この記事では、各社の下取り・買取サービスについてそれぞれの特徴やメリットを比較して解説しました。

洗濯機の買い替えや処分の方法はたくさんありますが、その中でも自身の条件や置かれた状況によって最適な方法は変わります。

そのため、この記事の内容を踏まえてニーズに合った適切な処分方法を選択しましょう。

読者の皆さまが負担なく、お得に洗濯機の買い替えを実現することができましたら幸いです。

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shimizu
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