
洗濯機の平均寿命は約10年です。
あくまでも平均寿命なので、使用頻度や標準使用期間によって異なります。
寿命の近い洗濯機を使用し続けると、電線に負荷がかかり発火することがあり危険です。
本記事では、洗濯機の寿命のサインから洗濯機の処分にかかる費用、買い替えのタイミングについて解説します。
寿命の近い洗濯機をお得に買い換える裏ワザも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
洗濯機の寿命は何年?
洗濯機の寿命は約10年と言われています。
使用頻度が高い場合は、メーカーの明記する標準使用期間内でも寿命はきます。
標準使用期間とは
電気用品安全法に基づいて、標準的な使用条件の下で生じる経年劣化を考慮し、電化製品を安全に使用できると定めた期間のこと
お使いの洗濯機の寿命が気になるときは、洗濯機本体に「標準使用期間」のシールが貼られているので、確認してみてください。
洗濯機の寿命に関しては、もう一つ注意しておくことがあります。
それが「メーカーの部品保有期間」です。
洗濯機は標準使用期間内でも、何らかのトラブルで故障することはあります。
トラブル解消のために、メーカーは洗濯機本体の修理に必要な部品を確保しますが、部品にも保有期間があります。
洗濯機が故障したとき、メーカーで部品を取り寄せることができないと物理的に修理はできなくなります。
そこで、洗濯機の寿命は「平均寿命」「標準使用期間」「部品保有期間」で考えなくてはいけません。
洗濯機の寿命が近いサイン
洗濯機の寿命が近いとき、さまざまな症状が現れます。
洗濯機の買い替えタイミングを逃さないためにも、洗濯機の寿命のサインを見極めましょう。
電源が入らない時がある
洗濯機の電源プラグの差し込みをしてもスムーズに電源が入らない場合、寿命のサインになります。
このとき考えられるのは、洗濯機の内部の制御基板の劣化です。
また、操作パネルが反応しないケースもあります。
この場合も原因は内部の制御基盤の劣化になります。
電源を入れることはできるけど、操作がスムーズに行えない場合も寿命を疑いましょう。
しっかり脱水・乾燥できない
洗濯物がしっかり脱水・乾燥できない場合は、洗濯機本体の排水弁やパルセーターが故障している可能性が考えられます。
脱水や乾燥ができない場合、下記の3つのケースが考えられます。
- 【故障】洗濯機本体の排水弁の故障で脱水できない
- 【故障】洗濯機のパルセーターの故障で乾燥できない
- 【トラブル】排水ホースや排水口に髪の毛や糸くずなどが詰まっている
詰まりが原因の場合は、解消することができるので洗濯機の排水ホースや排水口を確認してみてください。
詰まりが原因でない場合は、部品の寿命による故障の可能性があるので、修理・買い替えを検討しましょう。
異音がする
洗濯中に異音がする場合、洗濯機が故障している可能性があります。
- カラカラ・ガリガリ音|プロペラ部分に異物の詰まり、かみ合わせがずれている
- キュルキュル音|内部ベルトの寿命サイン
- 一定間隔の異音|モーターの異常
- キーキー音|軸受けの故障で
- ブーンという音|排水ホースが詰まり
洗濯機は運転中に色々な音が発生しますが、普段聞かない異音には注意が必要です。
洗濯機をそのまま回し続けると、故障の原因になります。
異音を感じたら、早期に運転を停止し原因を考えましょう。
焦げ臭い・かび臭い
洗濯機から、焦げ臭いやかび臭いを感じた場合は注意が必要です。
洗濯槽の雑菌が原因で臭いを発生することもあります。
その場合は、洗濯槽の掃除で解消できるでしょう。
注意しないといけないことは「洗濯機内の部品の腐食や劣化」です。
洗濯機内の部品が腐食、劣化している場合、放置するとショートすることがあります。
臭いの原因が雑菌など解消できるものではない場合、早期にメーカーへ問い合わせる必要があります。
コードが熱い
洗濯機のコードが熱い場合、銅線が中で切れてしまっている可能性があります。
銅線が何らかの理由で断線すると、半断線状態になっているので電気が流れにくくなります。
電気の流れが悪くなると、電線に負荷がかかり放置すると発火の危険もあります。
洗濯機のコードが熱い場合は、電源プラグから外し、メーカーや購入店に問い合わせましょう。
洗濯機の処分にかかる費用
洗濯機は処分に費用がかかります。
処分方法は一般的に「引き取り」「持ち込み」になりますが、どちらも費用がかかります。
引き取りの場合、店舗で処分をお願いしますが、持ち込みは自治体に洗濯機を持ち込み処分します。
それぞれの処分方法でかかる費用について解説します。
自治体に持ち込んで処分する場合
自治体によって、処分にかかる費用は異なりますが処分方法は下記が一般的です。
自治体で洗濯機を処分する方法
- 自治体のHPから指定引取所を確認
- 電話で問い合わせる
- 郵便局で家電リサイクル料金を支払って洗濯機と一緒に直接持ち込む
洗濯機のリサイクル費用は、合計で2,500円〜3,000円が相場になっています。
自治体を活用する場合、処分にかかる費用だけでなく指定の日にご自身で運ばないといけないデメリットがあります。
また、洗濯機は粗大ゴミでは回収できません。
洗濯機は資源再利用のため、法律に沿った方法で処分をしなくてはいけないのでご自身で処分する場合は必ず自治体に処分方法を確認しましょう。
買い替え時に引き取ってもらう場合
洗濯機は買い替えのタイミングで、店舗で引き取ってもらうことができます。
ただし、リサイクル料は必要です。また運送量がかかることもあり相場は合計で4,000円〜4,500円になります。
洗濯機の購入と同時に処分をお願いしても、処分にはお金がかかるのが一般的です。
洗濯機の購入にもお金はかかるので、できるだけ無駄な費用は抑えたいと思いますよね。
そこで、おすすめしたいのが「下取りチェッカー」です。
「下取りチェッカー」は、洗濯機などの家電を査定、下取りしてくれるサービスです。
まだ使うことが出来る洗濯機の場合お金に変えることができるので、処分費用をかけることなくかしこく手放すことができます。
洗濯機はメーカーや大きさによっても処分費用は前後します。
少しでも出費を抑えて、洗濯機を購入するためにも「下取りチェッカー」はぜひ活用しておきたいサービスです。
処分のみで店舗で引き取ってもらう場合
洗濯機の処分のみの場合は、店舗でも引き取りは基本的に可能です。
この時も、リサイクル料と運送量はかかるので相場の合計で4,000円〜4,500円は必要になります。
洗濯機を長持ちさせるコツ
洗濯機は、コツ次第で長持ちさせることができます。
家電のなかでも決して安価ではない洗濯機なので、できるだけ状態の良いまま長く使用しましょう。
洗濯物や洗剤を入れすぎない
洗濯機は洗濯物の適量を守って回しましょう。一般的に、1人の1日分の洗濯物量は約1.5kg、4人家族なら約6kgです。
なるべく洗濯機の使用回数を減らすために、容量以上に洗濯物を入れたくなります。
洗濯の回数は減らすことができても、1回の動作で洗濯機に大きな負荷をかけることになります。
洗剤の量は多くても洗浄力はかわりません。逆に溶けカスが残ってしまう可能性があります。
反対に、洗剤の量を規定量より少なくしてしまうと汚れが落ちないだけでなく、洗濯槽に汚れが付着してしまうので雑菌やカビの原因になります。
洗濯機を長持ちさせるためにも、洗濯物と洗剤は入れすぎないようにしましょう。
定期的にお手入れを行う
洗濯機を長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが大切です。
洗濯機は、糸くずや洗剤カスがたまりやすく、ぬめりや水あかを発生させます。
糸くずは詰まりの原因にもなり、水あかは臭いの原因です。
故障の原因になりうる環境から、清潔に保つことで洗濯機を長持ちさせることができるので、洗濯機は定期的にメンテナンスを行いましょう。
洗濯機を修理するか買い替えるか迷った時の対処法
洗濯機の寿命を感じた場合、購入から6年以上経過していたら買い替えを検討しましょう。
購入から6年以内の買い替えはもったいないと考えるかもしれませんが、買い替えを推進するのは下記の理由があるからです。
- メーカーの部品保有期間が過ぎている
- 修理代金が高い
- 修理をしても不具合を起こす可能性がある
- 買い替えた方が電気代が安くなる
購入から6年経過している場合、修理に必要な部品を取り寄せることができない可能性が高いです。
また、本体も少しずつ劣化しているので修理代が高くなることも考えられます。
さらに、せっかく修理しても年数が経過しているため他の箇所でトラブルが起きる可能性は十分あります。
なにより買い替えを推進するのは、発売年数の浅い洗濯機の方が節電になるからです。
実際に2014年発売の洗濯機と、2020年発売の洗濯機では年間7,200も電気代を抑えることができています。
洗濯機は大型家電なので、買い替えは容易ではありませんがランニングコストも考えることも重要です。
まとめ
洗濯機は寿命のサインを見逃さず、早期に買い替え、修理で対処しましょう。
また、買い替えにおすすめのタイミングも参考にしておくと良いです。
- 新商品の発売前|すでに販売されている洗濯機が安くなりやすい時期
- 年度の変わり目|新年度の準備をする方が多い3月頃は洗濯機が安くなりやすい時期
そして、お得に買い替えるために「下取りチェッカー」を利用してみてください。
少しでも出費を抑えるために、かしこく納得のいく洗濯機を購入するためにも「下取りチェッカー」はおすすめのサービスですよ。

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